あなたはPKを蹴りますか??

又「サッカーか」っといわれてもしょうがないのですが面白い記事があったので僕なりにもじって書いてみます。ご覧になった方はどちらか決めてみて下さい。先日、日本VSパラグアイ戦でPK戦までもつれ日本が負けてしまった。「しょうがないよっ」て言う同情論から「よくやったと」て言う賞賛まで多数いろんな声が上がりましたが「あなたが日本代表選手でPKを蹴れる能力があるなら蹴りたいですか??」同点で迎えたPK戦はそれ迄にフィールドにいる11人から監督が選びます。どういう基準かと言われれば【精神的プレッシャーも強く技術的にも高く監督から信頼のある5人】でしょう。「PK蹴ってこい」と言われたい「後ろで応援してやってくれ」と言われたいかあなたがPKを蹴れるだけの技量があるのならどちらでしょう。!!【PKを蹴りたいっ】て思えたなら幸福かもしれません。最大の理由は、「蹴ることができるチャンスを手にしているから」です。もちろんチャンスのウラにはリスクが存在します。失敗したら、今回の駒野選手のように「おまえのせいで負けた」と周りから言われ、「オレのせいでチームを敗北させた」と自分を責め続けるかもしれないという多大なリスクは存在します。だけど、PKを蹴れるチャンスがあるのは、ごく僅かの人にしか与えられていないのです。例えば、ずっとワールドカップ出場を願い努力をしてきた中村俊輔選手などは、蹴りたくても蹴れないのです。「彼らのことを考えると、リスクはあるかもしれないけれども、こんなチャンスは絶対に逃したくない」と思うからです。もう一つの大きな理由は、「他人が蹴って、その勝敗をただ受け入れる」ということよりも、「成功するも、失敗するにしても、自分の人生の今後について、できる限り関わりたい」と思うからです。もちろん、チームが負けた時、自分の失敗が原因だとメチャ叩かれ、責任感に苛まれる日々が続くでしょうが、それは自分の行動の結果です。自分は蹴れるのに、手を上げずに、誰かの失敗でチームが負けてしまえば、誰からも責任は問われないでしょうし、「あいつが上手くやってくれれば」等と愚痴を言える立場でいれるでしょう。しかし、運命だけにのるだけでなく、成功するかどうかは分からないけれども、少しでも運命を変えるということに関与しておきたい!という気持ちが強いから。彼のキックから、様々なことを考えさせられました。駒野選手が、どんな思いでPKに望んだかは分かりませんが、「蹴る」という選択をした勇気に私は拍手したいと思います。そして、今の日本人に最も大切だと思われる、「失敗するのは怖いが、チャンスがあるのであれば、蹴るという勇気を奮い立たせる」という事を改めて、考えさせられました。失敗したことでのダメージは大きいかもしれませんが、この経験を活かして、是非立ち直って貰い、また刺激を与えてくれればと思います。
自身2度目の出場となったW杯アメリカ大会。今や伝説となったブラジルとの決勝戦、PK戦でバッジョは5人目のキッカーとして登場した。しかし、彼の蹴ったボールがクロスバーを越えた瞬間、ブラジルの優勝が決まったPK失敗の先輩。イタリアのスーパースター。ロベルト・バッジオは言っています。「PKを外す事のできる選手はPKを蹴る勇気のある選手だけだ」。マジかっこいいです。今のように「リスクばかりを考えて、何もしないような取り越し苦労」ばかりをしている多くの人達が、駒野選手のPK失敗で、「あんな失敗をしたくないから勇気を出さない」という考えを助長することではいけないと思います。逆に、彼の「勇気」を大切にする社会・組織を私たちは作っていく、キッカケになればいいと思いますね。その為には、駒野選手の「チャレンジする勇気と、それに全力を注いでくれたこと」を私たちは認め、もっと賞賛していく必要があるのではないでしょうか?失敗、成功という結果は、時の運です。そこにチャレンジした勇気を認める社会を作っていかなければならない気がします。駒野選手。「ナイス勇気。素晴らしい感動をありがとう!」